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kimikura

2023/03/17

お茶の旬とは?

お茶の旬とは?

 

旬とは、その食材が一番美味しい時期のことを指し、魚で言えば脂ののった美味しい時期、果物であれば甘く熟した時期のことをいいます。
では、お茶が最も美味しくなるのはいつ頃なのでしょうか?
もちろんお茶にも旬があります。

お茶の旬はいつ?

茶摘みの詩に「夏も近づく八十八夜(はちじゅうはちや)」というフレーズがあるように、八十八夜がお茶を摘む時期、つまり旬となります。
静岡県掛川市では、平野部などは4月中・下旬〜5月にかけて、山間部など日照時間が短い地域では平野部に比べ、4日程度〜1週間ほど遅れて摘み取りが始まります。(品種や地域で差があります)
摘み取ったフレッシュなお茶は「新茶(しんちゃ)」として市場に出回ります。

八十八夜とは

八十八夜とは

では、八十八夜とはいつなのか
八十八夜とは、立春から数えて88日目にあたる、5月1日〜2日ごろ。
このころになると、茶の樹が一斉に芽吹き、黄緑色の新芽が空に向かって伸び始めます。
この時期の新芽には、冬の間に蓄えた栄養がたっぷり含まれており、陽の光を浴びて肉厚の茶葉へと成長していきます。

八十八夜頃、世間一般では5月のゴールデンウィーク頃がお茶の旬と呼ばれ、
その時期に摘み取られたお茶、正確にはその年の最初に育成した新芽を摘み取ってつくったお茶のことを「新茶」または「一番茶」と呼びます。

新茶前線

新茶の摘み取り時期には地域差があります。
桜の開花が西から順番にするように、お茶も九州の最南端にある鹿児島の摘み取りが早く4月上旬から摘み取りが始まります。
また、同じ地域でも平地か山間地かで日照時間が異なるため、摘み取り時期に差が出てきます。

旬のお茶はなぜおいしい?

旬のお茶は何が違う?

お茶は乾物のため、賞味期間も長く1年中楽しむことができますが、旬の時期の出来たての新茶はぜひ早めに飲んでいただくことをおすすめしております。
その理由は、新茶に含まれる「青葉アルコール」という成分にあります。

青葉アルコールとは、植物の葉などに含まれている成分のことで、新茶の青々しい爽やかな香りの元になっています。
 この成分は揮発性が高く、真空パックや未開封の状態でも1ヶ月ほどで抜けてしまうため、旬の新茶を存分に味わうためには、出来たてを5月・6月中に飲むのがおすすめです。

「新茶」と「一番茶」

上記のようなこともあり、6月下旬〜7月頃からはあえて「新茶」という呼び方はせず、「一番茶」と呼ばれることが多くなります。
新茶を飲んだときに感じられる"新茶らしさ”を感じる期間には期限があります。そのため5月はお茶好きにとって待ちに待った季節なのです。

お茶の樹は、一番茶を収穫した後も成長し次の芽が伸びて行きます。
一番茶を収穫した後に伸びた芽を摘み取ってつくったお茶のことを「二番茶」、その次を「三番茶」と呼びます。

一番茶と二番茶

一番茶と二番茶を比べると、一番茶の方が爽やかな香りがし品質が良いとされています。
冬から栄養を蓄え、ゆっくり成長した一番茶の方が、旨味・甘みの成分であるアミノ酸が多い傾向にあります。

旬を楽しむ新茶

旬の新茶を楽しむ

新茶の爽やかな香り香りを立たせるために、少し高めの80度くらいのお湯で淹れます。
摘みたて・出来たての新茶は青々しい爽やかな香りがしますので、急須で淹れた際はぜひ淹れたあとの茶殻にも注目してみてください。
目を閉じ茶殻の香りを嗅ぐと、強烈な青葉の香りが鼻を抜け、まるで茶畑の真ん中にいるかのような錯覚に陥ります。

旬はいつまで?

「旬=1番美味しい時期」とすると、お茶の旬は5〜6月頃の「新茶」が出回る時期となります。
味の好みは人それぞれですので、青々しい爽やかな新茶よりも、あえて2番茶や秋冬番茶を好む方もいます。
また地域や品種、製造方法によって味も異なりますので、お好みのお茶を見つけるのもお茶を楽しむ醍醐味の一つと言えるでしょう。

八十八夜新茶
2023年 限定新茶
八十八夜新茶
その年に摘み取られた新茶の特徴に合わせて、熟練の茶師が仕上げています。
程よい渋みにコクと旨みが調和された、きみくらを代表する新茶です。
迷ったら八十八夜をどうぞ。
[100g]¥1,080

2023年新茶特集