2023/05/22
最近よく聞く和紅茶とは?

紅茶と和紅茶
最近よく耳にすることが多くなった「和紅茶(わこうちゃ)」。
"和”紅茶の名の通り、日本産の茶葉でつくった紅茶のことで、日本国内で生産されるため「国産紅茶」「地紅茶」とも呼ばれることがあります。
和紅茶は主に中国種といわれるチャノキから摘んだ小さな葉で作られ、地域や気候、生産者による違いはあるものの、比較的渋みが少なくまろやかな味わいが多いのが特徴です。
日本が初めて紅茶を輸入したのは1887年(明治20年)。
紅茶と聞いて思い浮かべるのは、ダージリンやウバなどの品種や、インドやスリランカ、インドネシアなど海外の紅茶の産地ではないでしょうか。
紅茶は"外国のお茶”というイメージが強いながらも、今や日本人の生活に強く根付き欠かせない存在となっています。
海外産紅茶の多くはアッサム種といわれるチャノキから摘んだ大きく厚みのある葉で作られ、色濃くはっきりとした香りが特徴です。

紅茶と緑茶
日本で昔から親しまれている国民的なお茶といえば、緑や黄金色の水色をした「緑茶」です。
味・香り・水色と特徴もはっきりと異なる紅茶と緑茶ですが、実は同じチャノキから出来ていることをご存知でしょうか?
紅茶と緑茶の違いは加工方法によるもので、茶葉を発酵させて作られるのが紅茶、発酵していないものが緑茶になります。

和紅茶の特徴
和紅茶の特徴は、紅茶と比べ渋みが少なく砂糖を入れずにストレートで飲めるところです。
茶葉本来の優しい甘味を感じることができるため、日本食とも良く合い、余計な甘さがない分、一緒に食べるスイーツも甘みが引き立ちます。
身土不二という言葉があるように、日本で作られたお茶の方が、日本人の身体には合っているのかもしれません。
産地と歴史
和紅茶の約7割を生産する静岡県を中心に、鹿児島や九州全土でも多く生産されています。
日本生まれの紅茶専用品種の代表格としては、「べにふうき」をはじめ「べにひかり」「べにほまれ」などがあげられます。
「べにふうき」はアッサム雑種である「べにほまれ」とダージリン系の「枕Cd86」をかけ合わせて開発された紅茶用品種ですが、高い抗アレルギー作用をもつ「メチル化カテキン」が多く含まれていることがわかり、その成分を活かすために紅茶ではなく緑茶に加工されることが多くなっています。
和紅茶はからだに良い?
紅茶には、タンニン(カテキン・紅茶ポリフェノール)が多く含まれています。
タンニンは抗酸化力を持つ成分の一つで、生活習慣病を防ぐ効果が期待されています。
その他にも、カフェインやアミノ酸やビタミン類が含まれていますので、適度に摂取することにより疲労回復や高血圧の予防などの効果を期待することができます。

きみくらの和紅茶
日本で紅茶用品種に開発された「べにふうき」を使い仕上げた和紅茶です。
国産の茶葉をじっくりと発酵させた和紅茶は、まるで蜂蜜のようなまろやかで優しい甘みが特徴。
透き通った紅色が美しく、すっきりとした香りが楽しめます。
まずは、砂糖を入れずに自然な甘みをお楽しみください。
季節のフルーツやお菓子の甘みがより際立ちます。
和紅茶の美味しい淹れ方
ホットで
- 1. 沸騰させたお湯を90℃にします
- 2. カップにティーバッグと①のお湯を入れます
- 3. 30秒待ってからティーバッグを上下に揺らして出来上がり
アイスで
- 1. 水500ccをボトルに注ぎます
- 2. ティーバッグを①に入れます
- 3. 冷蔵庫に入れて1〜2時間待ったら出来上がり
お好みで季節のフルーツを加えて楽しむのもおすすめです♪
